画像技術室
画像技術室は最新画像診断装置を専門的に扱う部門であり、男性4名、女性3名、計7名の診療放射線技師で構成されております。常に疾患の早期発見・早期診断を行うために診療放射線技師が24時間対応できる体制を整えております。
主な検査
MRI・MRA検査
磁気を利用して撮影を行うためX線の被ばくの無い検査です。脳腫瘍、急性期脳梗塞など多くの脳疾患に対して優れた検出能を発揮します。また、造影剤を使わずに脳血管を描出することが可能です。
CT検査
X線を用いて体内の断層撮影を行う検査です。MRI検査と比べ、短時間で検査を行うことが可能で、出血・骨・石灰化の診断に優れています。また、頭部だけでなく全身に対して検査を行うことができます。
3DCT検査
腕の静脈から造影剤を急速注入し、同時にCT撮影することによって脳血管を立体的に描き出す検査方法です。血管の狭窄や動脈瘤、腫瘍に対して非常に有効な検査です。
頚部超音波検査
超音波を用いて頚部の血管を観察することにより、血管異常や動脈硬化の程度を診断する検査です。簡便で視覚的に評価できるため脳梗塞の危険因子の検索から手術前後の評価まで様々な目的に応じて検査を行っています。
心臓超音波検査
超音波を用いて心臓の壁の厚さ、動き、血液の流れなどを観察する検査です。主に心原性脳梗塞の原因となる血栓の検索や心電図異常の原因を探し出す目的に行われます。
頭部血管造影検査
血管内に挿入されたカテーテルを介して造影剤を注入し、目的の血管だけを鮮明に映し出す検査です。診断能の非常に高い検査のため、脳動脈瘤、血管狭窄、血管奇形などの確定診断にも用いられますが、検査を行うには入院が必要となります。
嚥下造影検査(VF)
造影剤を混ぜた食物(ゼリー、水分、ご飯など)を患者さんに食べてもらい、透視下で嚥下の状態を観察する検査です。検査を通して誤嚥せずに済む食物の種類や食べる体位などを検討し、その後の患者さんやご家族との連携や指導に活かしています。